野菜を洗うことも、絵の具で遊ぶことも。2歳児さんとの「つくらなくてもいい創作の時間」 2026年9月30日(水) はらっぱ保育園・どろんこ保育園

 この日は福岡県筑後市の、はらっぱ保育園とどろんこ保育園で、2歳児さんたちとの「つくらなくてもいい創作の時間」でした。


今回は、のだぎりの家の畑で採れたネギ、赤と緑のピーマン、ナス、紫蘇を持っていきました。


最初に行ったのは、何かを描いたりつくったりすることではありません。


まずは、野菜そのものに出会うところからです。


手で触ってみる。

目で見てみる。

匂いを嗅いでみる。


赤いピーマンと緑のピーマンでは色が違います。


ネギは長く、ナスはつやつやしています。


子どもたちは、それぞれの野菜を興味深そうに手に取っていました。


そして先生が「洗ってみよう」と声をかけると、桶の水の中へ野菜を入れて、手でくるくる動かしたり、表面をなでたりしながら洗い始めました。


きれいになった野菜を乾かす場所まで運んで置いてくれる子もいました。


触る。

洗う。

運ぶ。

置く。


大人が一つ一つ細かく教えたわけではありません。


周りの様子を見ながら、一つの行動から次の行動へ自然につなげていく2歳児さんたちの姿を見て、「すごいなぁ」と感動しました。


洗った野菜は、園で料理に使っていただけるように整えました。


紫蘇には土がついていたので、こちらも桶の中へ。


子どもたちが葉や茎を持ってじゃぶじゃぶと洗ってくれると、透明だった水が少しずつ土色へ変わっていきます。


紫蘇には種もついていました。


乾燥させて種を取り、また植えるところまでつなげられたら、野菜や植物が「育つ → 種になる → また育つ」という流れにも自然に触れられるのではないかと思います。


野菜とたっぷり触れ合ったあとは、先生方が準備してくださった絵の具と和紙で自由創作です。


この日は手のひらを使った手ハンコ。


どうやら2歳児さんたちは手ハンコが大好きなようです。


手に絵の具がつくと、次々と和紙へ。


一つ押して終わりではなく、手を動かしたり、こすったり、色を重ねたり。


赤やピンク、オレンジなどが混ざりながら、和紙いっぱいに色が広がっていきました。


中にはネギを持って、そのまま和紙へ触れてみる子もいました。


手に絵の具がつく感触。


色と色が混ざる様子。


和紙に残る手の跡。


完成する形をこちらで決めるのではなく、その時に子ども自身が気になったことへ自由に関わっていきます。


洋服にも絵の具がつきました。


でも、それも元気いっぱいに遊んだ一日の記録のように感じます。


乾かして並べてみると、同じ絵の具を使っているのに、一枚一枚まったく違います。


その時に動かした手や選んだ色、感じたことが、そのまま残っているようでした。


「つくらなくてもいい創作の時間」で大切にしているのは、きれいな作品を完成させることではありません。


見る。

触る。

感じる。

やってみる。

やめてみる。


その一つ一つを、子ども自身が選べることです。


今回描いた和紙も、この日だけの完成作品として終わらせるのではなく、できれば次回の活動へつなげてみたいと思っています。


もう一度子どもたちの前に置いて、


眺める。

触る。

ちぎる。

重ねる。

貼る。


その時に子どもたちがやりたいと思ったことから、また新しい時間が始まったら面白そうです。


今回も、活動の準備から片付けまでしてくださった、はらっぱ保育園・どろんこ保育園の先生方、本当にありがとうございました。


野菜を見て、触って、匂いを感じ、水で洗い、色に触れて遊ぶ。


何かを完成させることよりも、その一つ一つの経験を、これからも子どもたちと大切に重ねていけたらと思います。




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